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【帝王切開後の傷のマッサージ方法】

前回帝王切開後の傷のケアの重要性についてお伝えしました。

今回は傷の可動性をしっかり確保するためのマッサージ方法についてお伝えしたいと思います。

帝王切開の傷は、恥骨上縁に沿って横に切開している場合とへそ下から恥骨上縁に向かって縦に切開している場合があります。
それぞれメリットとデメリットがあります。

横切開の場合
木に木目があるように人の皮膚にもしわに相当する線維の一定の走行方向があり皮膚割線と呼ばれています。
この方向に切開を加えれば、過度な張力が発生せずに傷跡は目立ちにくくなります。横切開の場合は術野が狭く難易度の高い場合は縦切開のほうがよい。

縦切開の場合
銃切開の場合は皮膚割線に直交するため、術後瘢痕が残りやすく、特に恥骨上縁には幅広く隆起したケロイドが生じることがあります。難易度の高い帝王切開の場合は術野を広く確保することができるため選択させることが多いです。

上記のことから緊急帝王切開の場合の多くは縦切開を選択されます。

皮膚に関して言えば、横切開のほうが負担は少なく、筋の活動も得られやすいとされ、縦切開の場合はより念入りにケアをし皮膚の瘢痕が起こらないようにマッサージをおススメします。

マッサージ方法としては、
①皮膚に対して並行に術創部の上下(左右)をマッサージする。
②皮膚に対して直角に術創部の上下(左右)マッサージする。
③皮膚に対して①②を混合させ、術創部斜めの方向にマッサージする。
④術創部をつまむようにしてマッサージする

皮膚の感覚が過敏になっている場合はオイルなどを使用し滑りを良くするようにしてマッサージすることをお勧めします。

もう手遅れということはありません。
元の状態に戻ることはなくても、現状より改善は出来ると思います。
ただ癒着などが起こる前に術創部のマッサージは行った方が予後は良いとされます。

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