
赤ちゃんをお腹の中で大切に育て、命がけで出産したお母さんのお腹の中は大きなスペースができます。
胎児の成長に伴い、子宮が拡大するにつれて上に押し上げられた内臓がそのスペースに降りてくるのです。
緩んだ骨盤の上であり、伸張された骨盤底筋群にかかる重みは大きなダメージになります。
妊娠中は胎児の成長と共に横隔膜も挙上し、呼吸が浅くなりがちです。
胎児の重量もあると姿勢制御も変化し、脊柱の可動性も悪くなります。
産後も妊娠中に変化した姿勢を継続しやすく、それによるトラブルも引き起こしやすくなります。
初めての出産となれば、分からないことも多くうまくいかない事ばかり。
眠れない日々も続くと、身体の不調なんて見ていられない日もほとんどです。
だからこそ、産後は「呼吸」が大切です。
本来、吸気において横隔膜は腱中心から下方に下がり、骨盤底筋群も下方に引き下がります。
呼気では横隔膜が上昇し、骨盤底筋群も会陰を中心に上方へ引きあがります。
また、骨盤底筋群は骨盤内で腹横筋との連結があり、胸郭部分で横隔膜と連結します。
胸郭・脊柱・骨盤が上手く機能するような状態にするために「呼吸」にフォーカスを当てる事は重要となります。
子どもを寝かせた後の少しの時間でも仰向けで膝を立てた状態で、ゆっくりと呼吸してみてください。呼気の時に会陰を引き上げるように意識をすることがポイントです。
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