腰痛と骨盤底筋の関係

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骨盤底筋群は3層構造で構成されており、排尿・排便に関わるほか、インナーユニットと協調し体幹の安定性に関与します
この骨盤底筋群が妊娠や分娩で伸長されたり、傷んだりすることで尿道をうまく締められなくなり、尿漏れを起こしやすくなります。
女性全体での尿失禁有病率は約54%であり、そのうち70%近くが腹圧性尿失禁です。
難産で骨盤底筋周囲への負担が長時間続いた場合や多産で損傷修復が追いつかない場合は特にそのリスクが高まります。
また加齢や女性ホルモン低下、肥満などが骨盤底筋の傷みの原因にもなるのです。
腰痛に関しては84%の人が一生のうちに経験するというデータがあります。
女性は、肩こりについで2番目に多い愁訴です。
アメリカ理学療法の論文では、腰痛のみの患者よりも腹圧性尿失禁を併発している人の割合が高いことがわかっており、腰痛のため治療を受けている患者のうち、78%が尿失禁の経験があるといわれています。
腰痛の要因は、これまでの研究では腹直筋や腹横筋、多裂筋などの要因が大きいと言われていましたが、最近の研究では骨盤底筋群も重要であるとされています。
腰痛と尿失禁共に併発していても、患者にとっては尿失禁に関してはなかなか他者に相談しにくいことでもありますし、腰痛と尿失禁の関係性が理解しにくいと思います。関わるセラピストがそれらの関連性について説明し、治療・指導していく必要があります。

文献:”The Association of Chronic Back Pain and Stress Urinary Incontinence: A Cross-Sectional Study”
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3688274/

【基礎コース】女性の解剖生理と触診方法 2日コース
〔1日目〕女性の身体解剖学、生理学(総論)
・女性のホルモンバランスについて
・ライフサイクルにおける身体的変化の特徴
・骨格筋の性差
・骨盤、骨盤底筋群の基礎解剖
・徒手、運動療法

〔2日目〕女性特有の身体に対する触診方法
・骨盤、脊柱の基礎解剖
・筋肉の触診方法
・皮膚の解剖学(心理面含む)
・触診方法(アプローチの仕方)

◉東京開催◉
日時:2017年5月27日(土),5月28日(日) 10:00~16:00
講師:佐藤 千佳
料金:17,280円(税込)
会場:未定(決定次第連絡いたします。)
対象:PT,OT,ST,その他セラピスト ※女性限定

【東京 5/27,28】申し込み
※2日間受講可能な方に限りお申し込みください

◉大阪開催◉
【大阪開催】
日時:2017年6月24日(土).6月25日(日) 10:00~16:00
講師:未定
料金:17,280円(税込)
会場:決定次第連絡します。
対象:PT,OT,ST,その他セラピスト ※女性限定
【大阪 6/24,25】申し込み
※2日間受講可能な方に限りお申し込みください

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