コルセットと体幹筋力
脊柱の圧迫骨折や術後にコルセットをしている方に対して、下肢の筋力トレーニングや歩行練習だけを中心に行っていませんか?
骨折後や術後は、脊柱の屈曲や回旋、側屈を出してはいけないという安静度が設定されていることが多く、そのためにコルセットを着用されています。
施設にもよりますが、3か月程度コルセット着用が義務付けられているところが多いかと思います。
特に椎体の圧迫骨折の発症率は、女性で優位に高く加齢とともに著明な上昇を示しています。
椎体骨折は、背筋伸展運動による背筋力維持がとても重要であり、さらに背筋筋力は円背姿勢や歩行能力、消化器や循環器の機能障害にも影響しています。
円背姿勢で骨盤後傾位であると、尿漏れなどのリスクも高まってしまいます。
円背姿勢や椎体骨折を予防するためには、背筋筋力が重要となりますが、腰椎の安定化機構を十分に働かせることが大切です。
いわゆるコルセット筋といわれる、横隔膜や腹横筋、骨盤底筋群、多裂筋といった筋肉です。
しかし、実際にコルセットを長期間着用していると、筋活動低下に伴い筋力低下や筋量減少が生じることが示唆されているため、何もしない状態でいるとコルセットを外した後には様々なトラブルを招くことが予想されます。
では、実際どのような運動を選択したら良いのか。
そもそもコルセット筋が働いているかをどのように評価するのか。
脊柱が動くときと動いていない時、身体にどのような変化があるのか。
なぜ脊柱に着目するのか。
自律神経にも関わる大事な部分ですので、脊柱1つの変化で身体に大きな影響を与えています。
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