仰臥位低血圧症候群

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妊娠後期になると、お腹が大きくなり、寝るときの姿勢が定まらなくなってきます。

また、妊娠後期に仰臥位になると「仰臥位低血圧症候群」になりやすいといわれています。

妊娠後期は、増大した胎児と羊水のために子宮は大きくなり、かなりの重量になります。

仰臥位をとると、母体の『腹腔動脈』と『下大静脈』の上に胎児がのり、血管を圧迫してしまいます。

下大静脈は人体では最大の静脈であり、L5前面で左右総腸骨静脈が合して形成され,

Th8の高さで横隔膜を貫いて胸腔に入り,心臓の右心房に注ぎます。

この下大静脈が圧迫されると心臓に血液が戻らず、さらに全身に血液を送りづらくなります。

すると、血圧低下・酸素不足に陥ります。

その結果、悪心・嘔吐などの「仰臥位低血圧症候群」になります。

また、胎児の心拍数も急激に低下し、長時間続くと胎児が低酸素状態になるのです。

それでは、どのように対処をすればいいのでしょうか。

動脈と静脈は重なっておらず、動脈は左側を、静脈は右側を走行しています。

左側臥位になると、胎児の体重が左にある動脈にのり、

静脈側にかかる比重が少なくなり、静脈の圧迫を防いでくれます。

そのため、妊婦には左側臥位の姿勢が適しているのです。

しかし、必ずしも左側臥位にならなければいけないのではなく、

仰臥位がいい場合は、クッションや枕を使用して、上体を起こし、下大静脈の圧迫を防ぎます。

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